2012年3月15日木曜日

震災がれき受け入れ決議に関心薄く… 島田市議会

震災がれき受け入れの決議を可決した静岡県島田市議会。がれきの危険性をめぐる討論の後に反対に回った市議は3人で、傍聴に来た市民も数人。受け入れが既定路線となる中で、市民の関心の薄さをうかがわせた。
 決議の採決に先立ち、7人の市議が登壇。2人は「住民の声を聞くことが重要。いがみ合う事態は避けないといけない」などと反対したが、5人は「家族を助ける気持ちで受け入れるべきだ」と強調した。
 傍聴した市民は数人で、報道関係者が約20人。決議の可決を残念がり、手で顔を覆い、泣きだす受け入れ反対の男性もいた。
 本会議開会前には、ごみ焼却施設のある地区の佐藤博海自治会長らが市幹部を訪れ、受け入れ容認の文書を渡した。佐藤自治会長は「岩手県でがれきの山を見て、協力したいという思いを強くした」と話した。

0 件のコメント:

コメントを投稿