2011年8月23日火曜日

浅丘ルリ子「えっ」声詰まらせ絶句… 

21日未明に自宅で倒れ、意識不明の重体だった俳優、竹脇無我さん=本名同じ=が同日午後2時5分、小脳出血のため、搬送された都内の病院で死去したことが22日、分かった。67歳だった。
 女優、浅丘ルリ子(71)は22日、都内で行われたミュージカルの製作発表で、竹脇さんが倒れたことについてのコメントを求められ、「えっ…」と絶句。この時、竹脇さんの死去は発表されておらず、「(芸能界の仕事に)戻ってきてほしい」と言うのがやっとだった。竹脇さんとは1968年の日本テレビ系「水色の季節」など数多くのドラマなどで共演。親交もあったが、かなわぬ願いとなった。
 ◆映画「おれは男だ!完結編」で共演した俳優で千葉県知事、森田健作(61) 「私がデビューしたころの松竹はまさに女優王国で、その中の数少ない男性の先輩でした。その後、ドラマ『大岡越前』で共演させて頂いたり、私が初めて製作した映画『おれは男だ!完結編』にノーギャラで出演して頂くなど、大変お世話になりました。普段あまり飾り気が無い方で気軽に話をさせて頂きましたが、非常に照れ屋なところがあり、わざとぶっきら棒な喋り方をするんです。ヤンチャで男気のある、本当に心の温かい素晴らしい先輩でした」
◆葬儀に参列した女優、長山藍子(70) 「初めて無我さんと会ったのは40年も前のこと。心根の優しい、きれいな魂の持ち主でした。『来年の舞台のせりふ、もう完璧に覚えたぞ-』と元気な声で電話がかかってきたのは、つい2週間ほど前のことです。葬儀に参列し、無我さんの安らかできれいな顔を拝見して心の底から声をかけました。『無我さん、ほんとうにお疲れさま。そして、たくさんの素晴らしいお仕事をありがとう』」
 ◆俳優で歌手、西郷輝彦(64) 「みんな無我ちゃんが大好きで、どんな苦難にも立ち向かっていく彼が誇りでした。(葬儀で)冷たくなった彼の身体を揺り動かして『おい、舞台の予定、どうするんだよ』って言いたいけれど、本当は違うんですよね。幾多の困難に向かい、そして打ち勝っていった無我ちゃんに、『本当にお疲れさま』と声をかけてあげたい。無我ちゃんは僕にとって最愛の友人です」
◆俳優で司会者、関口宏(68) 「少しヤンチャなところもあって、森繁久彌さんとの普段のお付き合いでも、本当の親子を超えた優しさがありました。私はこのところ役者を開店休業状態でしたので、最近はそれほど頻繁に会ってはいませんでしたが、神経的な持病を心配しておりました。西郷輝彦君と密葬に参列させてもらいましたが、若いころの思い出が蘇り、2人で涙しました」
 ◆俳優、里見浩太朗(74) 「旅先の米カリフォルニアで悲しい知らせを聞きました。無口でしたが、顔はいつもニコニコしていて、誰からも愛された。今すべてのことから解放されてホッとしている、そんな無我の姿が見たい思いです」

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